鹿児島県霧島市の犬飼の滝は、高さ36メートル、幅22メートルの迫力ある滝で、霧島連山から流れる清流が岩肌を滑り落ちる美しい景観が魅力です。幕末の志士・坂本龍馬と妻お龍が日本初の新婚旅行で訪れた地としても知られ、龍馬は姉・乙女への手紙に「滝は50間（約100メートル）も落ちて、この世の外かと思われほどのめずらしき所なり」と記しています。ただし、実際の高さは36メートルのため、少し誇張されていたようです。駐車場から滝壺へ続く遊歩道は約300メートルあり、一部足元が悪い箇所もあるため、運動靴など歩きやすい靴での訪問がおすすめです。滝壺近くの展望台からは、迫力ある滝の姿を間近に楽しむことができます。また、近隣には霧島温泉や霧島神宮などの観光スポットもあり、歴史と自然を感じる旅が満喫できます。